目の上数センチ

一日で飽きる恋、二日で抜けるアルコール、三日で忘れる二人

ものづくりを興じる

渋谷駅前 ばら撒かれた号外

今日も誰かのてのひらで生命線を削り

抗うように爪を立てて

手を染めては足を洗うけど跡形は消えない

 

粛々とする天才、奇才

自称は大抵落ちぶれの遠吠

 

男女の親友なんて嘘 はたまた安全策

それを知っていて鵜呑みにする

乾いた関係も湿度のもった訣別はあり

深夜の蛍光灯の下でバット一箱を潰す

 

七転八倒の末に起死回生

靴紐の先は潰れているが足元は気にしないことだ

酒気を帯びた昼間に 金木犀が弾けた

 

生意気な前髪に劣等を抱いて枝毛を羨む

生意気な口の奥に座る自由を羨む

 

 

 

 

 

 

 

きっとどの選択が間違えなんてないから

自分を信じて頑張って