2019-02-24 ものづくりを興じる 渋谷駅前 ばら撒かれた号外 今日も誰かのてのひらで生命線を削り 抗うように爪を立てて 手を染めては足を洗うけど跡形は消えない 粛々とする天才、奇才 自称は大抵落ちぶれの遠吠 男女の親友なんて嘘 はたまた安全策 それを知っていて鵜呑みにする 乾いた関係も湿度のもった訣別はあり 深夜の蛍光灯の下でバット一箱を潰す 七転八倒の末に起死回生 靴紐の先は潰れているが足元は気にしないことだ 酒気を帯びた昼間に 金木犀が弾けた 生意気な前髪に劣等を抱いて枝毛を羨む 生意気な口の奥に座る自由を羨む きっとどの選択が間違えなんてないから 自分を信じて頑張って