目の上数センチ

一日で飽きる恋、二日で抜けるアルコール、三日で忘れる二人

回帰

紙幣の徒遣いと疲弊の寸借詐欺

自己顕示の氾濫に自傷を重ねる

文字数と歩幅を君に揃えてた時

チルな夜に吐き出す濁りと不満

構内放送に漂う枝毛の匂いと影

最初のまた今度は震えていたし

けどニ人日々は満ち足りていた

でも終わりは大体わかっていて

最後のまたねの語尾は弱かった

最後僕は一文字足りなかった